円安で外国人観光客の需要増 成田空港 年末年始の入国ピーク

円安を背景にクリスマス休暇を日本で過ごそうという外国人観光客の需要の高まりをうけて、成田空港では23日、年明けにかけての2週間で最も多い4万6000人あまりが入国する見通しです。

成田空港会社によりますと22日から来月4日までの2週間に成田空港から出入国する人は114万人あまりで、新型コロナの影響を受けた昨シーズンの同じ時期に比べて7割以上増加すると見込まれています。
入国のピークは23日で、4万6000人あまりとなる見通しです。
例年、入国のピークは年末年始を海外で過ごした日本人観光客の帰国が多い1月3日から4日ごろですが、ことしは日本人の国際線利用が伸び悩む一方、円安を背景にクリスマス休暇を日本で過ごそうという外国人観光客の需要が高いとみられるということです。
23日は午前中からタイやメキシコ、オーストラリアなどから到着した外国人観光客が大きなスーツケースを引きながら到着ロビーに姿を見せていました。
タイから家族と到着した男性は「円安なのはラッキーです。北海道のニセコでスキーをして、温泉を楽しむ予定です」と話していました。
またシンガポールから到着した親子は「日本旅行はことしに入って3回目です。円安でより安く旅行を楽しめるので魅力的だと思います。シンガポールには雪がないので北陸を回るのが楽しみです」と話していました。