海上自衛官2人懲戒免職 海自職員にわいせつ行為し様子を撮影

神奈川県の海上自衛隊横須賀教育隊に所属する20代の男性自衛官2人が、カラオケ店で同じ海上自衛隊の職員にわいせつな行為をしたうえ、スマートフォンで撮影したとして、懲戒免職の処分を受けました。

懲戒免職になったのは、海上自衛隊横須賀教育隊に所属する、いずれも25歳の男性2等海士2人です。
海上自衛隊によりますと、2人はことし7月、同じ海上自衛隊の職員とともに横須賀市内のカラオケ店に行った際、酒に酔った職員の体を触るといったわいせつな行為をしたうえ、その様子をスマートフォンで撮影したということです。
被害にあった職員が上司に訴えて発覚したもので、2人は聞き取りに対し、行為を認めたということです。
職員はショックで精神疾患を発症したということで、海上自衛隊は重大なセクシュアルハラスメントにあたるとして22日、2人を懲戒免職処分にしました。
海上自衛隊横須賀教育隊司令の大賀康弘一等海佐は「重大なセクシュアルハラスメントやパワーハラスメントが相次いで発覚し、再発防止に取り組んでいるなかで、隊員がこのような規律違反を起こしたことを重く受け止めている。徹底した教育により、再発防止につとめていく」とコメントしています。