陸自50代男性幹部 “日常的に不適切な指導” 停職処分に

陸上自衛隊の50代の男性幹部が、複数の部下の隊員に、日常的に威圧的な言動を伴う不適切な指導を行ったとして、22日付けで停職の懲戒処分を受けました。

停職3日の懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊中央会計隊に所属する50代の幹部の男性です。
陸上自衛隊によりますと、この幹部は、平成23年から平成25年にかけて、複数の部下を指導する際、必要以上に大声を出すなど威圧的な言動を伴う不適切な指導を行うなどしたということです。
元隊員の女性に対する性暴力の問題を受けて去年9月から行われた特別防衛監察のなかで発覚し、幹部は「指導してもなかなか改善されず感情的になってしまった。深く反省している」と話しているということです。
陸上自衛隊は、幹部の階級などについて個人が特定されるとして明らかにしておらず、中央会計隊長は「このような規律違反は誠に遺憾で、今後、隊員の心情把握に努め、このような事案が起こることのないよう万全を期す」としています。