「溶連菌感染症」の一種 千葉県内で警報レベルの基準上回る

千葉県内では「溶連菌感染症」の一種に感染した1医療機関あたりの患者数が国が定める警報レベルの基準を上回り、現在の方法で調査を始めて以来、最も多くなりました。
県は感染対策を呼びかけています。

千葉県によりますと、主に子どもが感染し、発熱やのどの痛みなどの症状が出る「溶連菌感染症」の一種、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の患者が県内で増加しています。
今月17日までの1週間に県内128の医療機関から報告された患者数はあわせて1062人で、1医療機関あたりでは8.3人となり、国の警報レベルの基準となる「8」を上回りました。
現在の方法で調査を開始した1999年以降で最も多くなったということです。
県内の地域別では銚子市などを含む海匝保健所の管内が、1医療機関あたりで最も多い31人で、次いで船橋市が16.64人、柏市が11.89人などとなっています。
千葉県は、手洗いやマスクの着用のほか、体調が悪い場合は登園や登校を控えるなどの感染対策を呼びかけています。