五輪選手村跡地「晴海フラッグ」に住民の交流施設オープン

東京の湾岸エリアにあるオリンピックの選手村跡地に整備された新たな街に、来月から住民の入居が始まるのを前に、住民どうしのコミュニティーの拠点となる交流施設がオープンしました。

東京・中央区晴海に17日、オープンしたのは、地域交流センター「はるみらい」で、住民たちがテープカットでオープンを祝いました。
晴海地区には、東京オリンピックの選手村跡地に1万2000人が住む新たな街「晴海フラッグ」が整備され、来月から順次、住民の入居が始まりますが、以前から住む人たちも含めて新たなコミュニティ−をつくる必要があることから、中央区がおよそ35億円かけて整備しました。
地上4階建ての施設には、集会所やトレーニングルーム、料理や工作、演奏ができるスタジオのほか、屋上にはフットサルやバーベキューができるスペースもあり、区民以外も利用できます。
「晴海フラッグ」に入居予定の40代の男性は、「マンション内にも共用スペースはありますが、地域の人とつながれる場所は大切なので、子どもと利用したいです」と話していました。
中央区地域振興課の平川康行課長は、「晴海フラッグと周辺地域が新たなコミュニティ−をつくり、にぎわいの中核となるよう多くの人に利用してほしいです」と話していました。