児童養護施設に“ゆず湯”を 冬至前にゆずの収穫 埼玉 熊谷

今月22日の冬至を前に、埼玉県熊谷市では地元のボランティアが児童養護施設などにゆず湯を楽しんでもらおうと、ゆずの収穫作業を行いました。

この取り組みは地元のNPO法人が13年前から行っていてNPOのメンバーや大学生などのボランティア、あわせて10人が事前の呼びかけに応じた民家や施設など8か所をまわり、ゆずを収穫しました。
訪問先はいずれも「ゆずがたくさん実ってとりきれない」とか、「木が高くて収穫できない」といった事情を抱えていて、参加した人たちは、とげに気をつけながら高枝ばさみなどで丁寧に収穫していました。
NPO法人の出浦尚明代表理事は、「毎年、皆さんの善意でゆずを採らせてもらっています。施設の子どもたちや高齢者にゆず湯を楽しんでもらえたらうれしいです」と話していました。
収穫されたゆずは早速、地元の児童養護施設や高齢者施設に届けられました。
今月22日の冬至の日に、ゆず湯に使われる予定だということです。