埼玉大 留学生がモンテネグロ首相就任 国際的人材教育に注力

埼玉大学は、経済学部で学び11年前に卒業した留学生が、ことし10月下旬にモンテネグロ首相に就任したことを受け、今後も、国際的に活躍する人材の教育に力を入れていきたいとしています。

ことし10月31日、バルカン半島に位置するモンテネグロの新しい首相にミロイコ・スパイッチ氏(36)が就任しました。
スパイッチ氏は、国費留学生として埼玉大学経済学部で4年間学び、2012年に卒業しました。
大学によりますと、スパイッチ氏は在学中に日本がアジアで果たすべき役割について論文を書き、学生小論文のコンテストで優秀賞を受賞したということです。
埼玉大学の坂井貴文学長は「本学で学ばれたことを生かし、モンテネグロの発展と安定に貢献することを心よりお祈りし日本とモンテネグロの友好関係を一層深め、両国の関係を強化してくださることを期待しております」とコメントしています。
埼玉大学では現在117人の留学生が在籍していてスパイッチ氏の首相就任を受け、今後も国際的に活躍する人材の教育に力を入れていきたいとしています。