日大 アメフト部の廃部を正式決定 臨時理事会で

日本大学は薬物事件で、部員4人が逮捕や書類送検されたアメリカンフットボール部について15日、臨時の理事会を開き、廃部を正式に決めたことが関係者への取材でわかりました。
大学側は今後、現役部員の扱いをどうするかや、部員の競技環境のあり方などを検討する方針です。

この事件をめぐっては、大学の競技スポーツ運営委員会で示された廃部の方針が今月1日の理事会で継続審議となりました。
大学はその後、部員や保護者への説明会を経て、15日午後、改めて臨時の理事会を開きました。
関係者によりますと15日の理事会では、存続を求める部員の代表なども出席して薬物検査などを行って身の潔白が証明できた学生で活動を継続するなどの再建案を示し、会議は3時間ほど行われたということです。
その結果、大学側はアメリカンフットボール部を廃部にすることを正式に決めたことが関係者への取材でわかりました。
大学側は今後、現役部員の扱いをどうするかや、部員の競技環境のあり方などを検討する方針です。
廃部にするかどうかの判断をめぐっては、現役部員13人が方針の撤回を求めて180人分の署名を添えた要望書を大学に提出したほか、今月6日に開かれた部員を対象にした説明会でも存続を求める声が相次いでいました。