東京 三鷹市 小学校の校庭を始業時間の1時間前に開放

共働きの保護者が出勤したあと早めに登校する子どもたちの居場所を確保するため、東京・三鷹市は、市内のすべての小学校で見守る大人を配置したうえで校庭を始業時間の1時間前に開放する取り組みを始めました。

三鷹市教育委員会によりますと、共働き世帯の増加で朝の子どもの居場所づくりが課題となっていて、保護者が登校時間より早く出勤するため、学校によっては始業前に校門が開くのを待っている子どもたちが増えていたということです。
こうした状況を受けて居場所を確保しようと、三鷹市教育委員会は市内に15あるすべての小学校を対象に、始業時間の1時間前の午前7時半から8時半まで校庭を開放する取り組みを始めました。
教員の負担を増やさないため、開門の作業は市内のシルバー人材センターに委託し1校あたり2人を配置して子どもたちの見守りも行います。
朝の校庭開放は先月から始めていて今年度の事業費としておよそ770万円を計上しています。
三鷹市教育委員会の宮崎治総務課長は、「朝の時間帯を子どもたちに安全に過ごしてもらえるよう取り組みを進めたい」と話しています。