わなにかかったイノシシ 逃げ出して２人けが 千葉 館山

１２日、千葉県館山市でわなにかかったイノシシが突然逃げ出し、近づいた２人の猟師が襲われてけがをしました。
１人は背中や太ももをかまれて３０針を縫うけがだということです。

館山市によりますと、１２日午前７時ごろ館山市見物の住宅から、敷地内のわなにイノシシがかかったと連絡があり、７０代の男性の猟師２人が現場に向かいました。
２人は、イノシシがわなにかかって足が縛られていることを確認したうえで近づいたところ、突然、わなのワイヤーが切れ、逃げ出したイノシシに襲われたということです。
１人は背中や太ももをかまれて３０針を縫うけがをし、もう１人は打撲をしていずれも病院に搬送されたということです。
市によりますと、イノシシは体長１メートル３０センチ、重さ８０キロとかなり大きなおとなの個体で、その後、処分されました。
館山市は、わなにかかった状態でも突然ワイヤーが外れて襲ってくることがあるので不用意に近づかないことや、人里にイノシシが出てきた場合、出会っても騒がずに距離を取ることなどを呼びかけています。