江東区長選 自・公・国・都ファ推薦 大久保朋果氏が初当選

新人5人の争いとなった東京・江東区の区長選挙は、無所属の新人で、自民党、公明党、国民民主党、地域政党の都民ファーストの会が推薦した大久保朋果 氏が初めての当選を果たしました。

各候補の得票です。
▼大久保朋果、無所属・新。当選。
 5万7029票。
▼酒井菜摘、無所属・新。
 3万4292票。
▼三戸安弥、無所属・新。
 3万132票。
▼猪野隆、無所属・新。
 2万8819票。
▼小暮裕之、無所属・新。
 1万2649票。

大久保氏が、立憲民主党や共産党などが支持した酒井氏ら
ほかの新人4人を抑えて初めての当選を果たしました。

大久保氏は、東京都出身の52歳。1995年に東京都庁に入り、
▼生活福祉部の統括課長や、
▼政策企画局の政策担当部長などを経て、
今回の区長選挙に立候補するため退職しました。

今回の江東区長選挙は、
ことし(2023年)4月に初当選した前の区長が
公職選挙法違反の疑いで関係先の捜索を受けるなどして
就任からおよそ半年で辞職したことにともなって行われ、
新人5人が争う構図となりました。

選挙戦で大久保氏は、福祉行政に長年携わってきた経験や
東京都職員時代に培った小池知事との人脈をアピールしたほか、
コンプライアンスの徹底に取り組むことなどを訴えました。

大久保氏は、
「政治に対する信頼は一朝一夕に取り戻せるものではない。実直に仕事をすることの1日1日の積み重ねで、私自身がクリーンであることを今後も徹底したい」と述べました。

また、今後について、
「安心して子育てして、いつまでも住み続けられる、災害があっても
安全安心なまち、1日も早く安定した区政にしていきたい」と抱負を述べました。

今回の江東区長選挙の投票率は39.20%で、前回・ことし4月の選挙を9.66ポイント下回りました。
これまでで最も低かった平成23年の45.75%を大きく下回り、
過去最低を更新する結果になりました。