曽我ひとみさんが児童と署名活動 拉致被害者の救出を訴える

北朝鮮に拉致され、21年前に帰国を果たした曽我ひとみさんが地元の新潟県佐渡市で児童らと署名活動を行い、一刻も早い拉致被害者の救出を訴えました。

曽我ひとみさんは、1978年に地元の佐渡市で母親のミヨシさんとともに北朝鮮に拉致され、21年前に帰国を果たしましたが今月28日で92歳になるミヨシさんの行方はいまも分かっていません。
10日、拉致問題の啓発週間にあわせ、佐渡市のコミュニティセンターで行われた署名活動で、曽我さんはミヨシさんを含め、いまだ帰国を果たせていない拉致被害者の一刻も早い救出を訴えました。
署名活動には地元の真野小学校の5年生、13人も参加してチラシを配るとともに、学校で作ったポスターを掲示して問題解決への協力を呼びかけました。
参加した女子児童は「いろいろな人に拉致問題を知ってもらうことができてよかったです。被害者の救出を急いでほしい」と話していました。
曽我さんは「母のことを思うといてもたってもいられない気持ちでいっぱいです。とにかく諦めずに救出を待っていて欲しい。日本政府として一日も早い解決のための努力をお願いしたい」と話していました。