「センリョウ」の出荷に向けた作業が最盛期 千葉 館山

正月飾りなどに使われる「センリョウ」の出荷に向けた作業が千葉県館山市で最盛期を迎えています。

「センリョウ」は漢字で千両箱の「千両」と書くことから正月の縁起物として古くから親しまれていて、館山市豊房地区では28軒の農家が栽培しています。
このうち、石井隆志さん(72)さんは小屋のなかで3万5000本ほどを育てていて、いま出荷に向けた作業が最盛期を迎えています。
石井さんたちは、あざかやな赤や黄色の実をつけたセンリョウを根元から1本1本丁寧に切り取ったあと、作業場で実のつき方などを見て5段階の等級ごとに選別していました。
石井さんによりますと、ことしは夏場に気温の高い日が続き影響が心配されましたが、順調に育ち色づきのよいものが出来ているということです。
このセンリョウは東京の市場などへ出荷されます。
石井さんは「猛暑のなか、順調に育ってくれました。色だけでなく実の付きも良くボリュームもあってきれいです。ぜひ正月に飾ってほしいです」と話していました。