都が新しい乗り物の受け付け開始 上野動物園モノレール撤去

日本で最初に開業した東京・上野動物園のモノレールが、来年度末までに撤去されることを受け、東京都は今月から代わりとなる新しい乗り物の提案申し込みの受け付けを始めました。

上野動物園の「東京都懸垂電車上野懸垂線」は、昭和32年に日本で最初に開業したモノレールで、老朽化のために4年前から運行を休止し、来年度末までに撤去される予定です。
都は、代わりとなる新しい乗り物を整備する方針で、事業者を対象に今月から提案申し込みの受け付けを始めました。
都によりますと、事業者はその後、来年1月4日から2月2日の間にデザインや輸送能力など具体的な案を記した書類を提出する必要があり、バリアフリーへの配慮や乗り物としての楽しさを備えていること、それに、今よりも同等以上の輸送量の確保などを条件に選定されるということです。
都は、来年3月下旬ごろに選定結果を公表し、令和8年度末ごろから新しい乗り物の供用開始を目指すとしています。