「トー横」市販薬無許可販売事件 新たに16歳女子高校生逮捕

新宿・歌舞伎町の「トー横」で無許可で市販薬が販売されていた事件で、警視庁は新たに16歳の女子高校生を逮捕しました。
調べに対し、「市販薬は万引きして手に入れた」と供述しているということで、警視庁は違法な販売が横行しているとみて実態を調べています。

逮捕されたのは東京・三鷹市に住む16歳の女子高校生で、警視庁によりますと、ことし9月、新宿・歌舞伎町のホテルで、16歳の高校生に無許可で市販薬を販売したとして医薬品医療機器法違反の疑いが持たれています。
せき止めの市販薬20シート200錠を正規の価格の半額ほどの5000円で販売し、SNSで「歌舞伎町で最安値で売っている」などと呼びかけていました。
市販薬の違法販売をめぐっては先月にも、千葉県成田市の無職、高橋光夢容疑者(21)ら4人が逮捕されていて、女子生徒は「売っているのを見て金額を参考にした」などと供述しているということです。
また、「市販薬は万引きして手に入れた。処方薬でオーバードーズをするためのお金がほしかった」とも供述しているということで、警視庁は「トー横」周辺で違法な販売が横行しているとみて実態を調べています。