フィリピン付近の大地震 千葉では一時内房に津波注意報

フィリピン付近の大地震 千葉では一時内房に津波注意報

2日夜遅く、フィリピン付近で起きた大地震の影響で、千葉県では内房に3日午前にかけて津波注意報が発表されました。
注意報が出された市や町によりますと被害の情報は入っていないということです。

日本時間の2日午後11時37分ごろ、フィリピン付近でマグニチュード7.7の大きな地震があり、千葉県の内房では3日午前にかけて津波注意報が発表され、内房にある富津市、南房総市、館山市は海岸付近にいる人を対象に一時、避難指示を出しました。
このうち富津市では、市役所に防災の担当者などおよそ50人が集まり、防災行政無線や防災メールで海岸の近くから離れるよう呼びかけたり、消防や警察などに被害がないか確認したりしていました。
千葉県内では、午前5時すぎには館山市で10センチの津波を観測したあと大きな潮位の変化はなく、午前9時には注意報が解除されて、富津市役所では職員たちが避難指示の解除を防災メールなどで住民に伝えていました。
千葉県内で注意報が出されていた市や町によりますと、被害の情報は入っていないということです。
富津市防災安全課の藤平隆太郎係長は「今のところ被害情報はなく、ひとまず安心している。最近は海外の地震や火山活動などでも津波が起きているので、いつでも対応できるよう気を引き締めて職務にあたりたい」と話していました。