観光地巡り電動キックボードで 導入への実証実験 埼玉 秩父

電動キックボードを、点在する観光名所を巡る移動手段に活用できないか、導入に向けた実証実験が埼玉県秩父市で始まりました。

観光地として知られる秩父市は、自然豊かな公園や歴史ある神社などの名所が点在していて、観光客の利便性を高めるにはより自由度のある移動手段の導入が課題となっていました。
こうした中、鉄道事業などを手がける西武ホールディングスなどは、今月から電動キックボードを観光客に貸し出して名所を巡ってもらう実証実験を始めました。
西武秩父駅前に6台を置いて、1時間800円で貸し出します。
実験を前に先月末には関係者らが現地に集まり、原則、車道の左側を走るなどの交通ルールを確認していました。
実証実験は来年3月まで行われ、利用状況や課題を把握するということです。
西武ホールディングスの城戸大祐主任は「電車で訪れた観光客に電動キックボードを利用してもらい、新しい秩父の魅力を見つけていただきたい」と話していました。