長年愛用した靴に感謝して供養する祭り 東京 台東区

長年愛用して履き古した靴に感謝して供養する祭りが、東京・台東区の神社で開かれています。

台東区の浅草周辺では、昔から靴の製造が盛んで、近くにある玉姫稲荷神社では毎年、靴に感謝する祭りが開かれています。
神社の境内の一角には一般の人が持ち寄った履き古した靴が積み上げられ、供養祭が行われました。
また、シンデレラのガラスの靴をイメージしたみこしなども4年ぶりに登場し、神社の周辺を練り歩きました。
境内などには地元の靴メーカーなどおよそ30社が出店し、革靴などが通常よりも安い価格で販売されていて、多くの買い物客でにぎわっていました。
墨田区から訪れた50代の男性は、「私と息子の靴を持ってきました。いろいろと思い出があるので捨てるよりもこういう場所があって助かります」と話していました。
祭りの実行委員会の恒次勝利会長は「古くて履けなくなった靴への感謝のためにここに持ってきて供養してもらえたらと思います」と話しています。
この祭りは、19日まで台東区の玉姫稲荷神社で開かれています。