千葉 銚子漁港 2年ぶりサンマ水揚げ 今後の豊漁に期待の声

去年、歴史的な不漁でサンマの水揚げがゼロだった千葉県の銚子漁港で17日、2年ぶりにサンマが水揚げされ、漁業者からは今後の豊漁に期待する声が聞かれました。

銚子漁港ではサンマの初水揚げは、例年9月ごろに行われますが、ことしは2か月ほど遅れ、15日の夜、岩手県の沖合でとれたおよそ3.5トンのサンマが17日午後、水揚げされました。
重さは80グラムから120グラム程度の小形から中形のものが多く、水揚げ後に行われた入札では1キロあたり400円台で取り引きされていました。
サンマは近年、全国的な不漁が続いていて、銚子市によりますと、銚子漁港の年間の水揚げ量は1991年には6万5000トンあまりでしたがここ数年は大きく落ち込み、去年は統計を取り始めてから初めてゼロとなりました。
買い受けに訪れた仲買人は「11月中旬とはなりましたがやっと初サンマが水揚げされ、これからに期待したいです」と話していました。
水揚げした漁船の乗組員の辻野貴晴さんは「シーズン当初からみるとサイズは小さいが、脂ののりはよくなってきてきる。皆さんに食べてもらえれば」と話しました。