ボージョレ・ヌーボー解禁 国産ワインの新酒も人気高まる

フランス産のワインの新酒、ボージョレ・ヌーボーの販売が16日解禁されましたが、国産ワインの新酒も人気が高まっています。

このうち、東京・江東区のワイナリーは、飲食店などに酒を卸している渋谷区の企業と共同で新たなワインを開発し、今月11日から販売を始めています。
新たなワインは、山形県で生産されたぶどう、「デラウエア」を使って製造されていて、鮮やかなオレンジ色が特徴です。
「オレンジワイン」は、通常の白いワインでは取り除く、ぶどうの皮や種を果汁と一緒に熟成させることで皮の色がうつり、オレンジ色になるワインです。
新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行し、飲食店などで酒を楽しむ人が増える中、会社によりますと、地元で製造されたワインを通じて地域経済の活性化につなげたいと考えたとしています。
ラベルには、マスクが欠かせなかった時期を乗り越え、東京の街ににぎわいが戻っている様子も描かれています。
ワイナリーの金子誉幸さんは「ぶどう本来の味わいがダイレクトに伝わる仕上がりになりました。このワインをきっかけにワインを楽しむ人たちを増やしたいです」と話していました。
また、ワインを卸している会社の森田真衣さんは「『これからの東京がこうあってほしい』というアイデアから今回のワインをつくりました。コロナで打撃を受けた飲食店を盛り上げることができたらうれしいです」と話していました。