大規模災害に備え 警視庁が建設会社と合同訓練 東京 足立区

地震などの大規模災害に備え、警視庁と民間企業による合同の訓練が16日、東京・足立区で行われました。

警視庁滝野川警察署は、大規模災害が発生した際に都内の建設会社から救助などに使う建設機材などの提供を受ける協定を結んでいて、毎年、合同で訓練を行っています。
16日は警視庁の救助部隊や建設会社の訓練指導員などあわせて40人が参加し、道路をふさぐ障害物を移動させるのに使うフォークリフトやクレーン車などの操作方法を確認しました。
トラックに積まれた土砂を建設用の機械で取り出す訓練では、訓練指導員が隊員に付き添い、レバーの操縦方法や注意点を念入りに教えていました。
滝野川警察署の有原渡警備課長は「プロのオペレーターに指導してもらい、技能向上が図られたと思う。災害時には家屋の倒壊や道路の封鎖が想定されるため、迅速に対応していきたい」と話していました。
建設会社の武井紀予文社長は「災害時には建設業者と警察が連携して復旧を行うことが大事なので、訓練によって連携が図れたと思う」と話していました。