前町長リコールに伴う神奈川 真鶴町長選挙 小林伸行氏初当選

前の町長のリコール=解職請求の成立に伴う神奈川県真鶴町の町長選挙は12日、投票が行われ、元横須賀市議会議員の小林伸行氏が初めての当選を果たしました。

真鶴町長選挙の開票結果です。
小林伸行、無所属・新、当選、1975票
細田政広、無所属・新、1444票
竹下英里、無所属・新、181票
世古口裕司、無所属・新、98票
AIメイヤー、諸派・新、30票
無所属の新人で元横須賀市議会議員の小林氏が、ほかの新人4人を抑えて初めての当選を果たしました。
小林氏は48歳。
平成23年から4期目の途中まで横須賀市議会議員を務めました。
今回の選挙は、前の町長が選挙人名簿を町長選挙に不正に利用していた問題をめぐりことし9月の住民投票でリコール=解職請求が成立して失職したことに伴って行われ、町政の立て直しなどが争点になりました。
小林氏は「リコール賛成派、反対派など分断をすべて越えてみんなのための町長になる。まずは、すべての職員と面談して役場内の課題などを見つけ、マイナスをゼロにしていく」と述べました。
一方、敗れた細田氏は、「これまで地元の人が町長を担ってきたなかで、新しい風を吹き込みたいという意見が多かったのではないか」と振り返りました。