冬桜と紅葉の競演 群馬 藤岡

秋から冬にかけて咲く冬桜が群馬県藤岡市で見頃を迎え始め、周囲の木々の紅葉との競演が多くの観光客を楽しませています。

藤岡市にある標高およそ600メートルの桜山には、およそ7000本の冬桜が植えられ、山頂近くにある一部は国の天然記念物に指定されています。
ことしも先月下旬から山の中腹の歩道沿いなどで白や淡いピンクのかれんな花を咲かせ、見頃を迎え始めています。
周囲の木々も赤く色づき、訪れた人たちは、花見と紅葉狩りをいっしょに楽しんでいました。
藤岡市によりますと、ことしは、夏以降の記録的な暑さの影響で花の開花は例年よりも1週間ほど遅かったということです。
夫婦で訪れた60代の女性は「毎年来ていますが、ことしは冬桜の色づきがよく、心が癒やされます」と話していました。
桜山で冬桜と紅葉を一緒に楽しめるのは今月下旬までで、冬桜は来月中旬まで見頃が続くということです。