神宮外苑再開発 取り消し求めた裁判始まる 新宿区は争う姿勢

明治神宮外苑の再開発計画で新宿区がおよそ3000本の樹木の伐採を許可したことが違法だとして、区内の住民などが取り消しを求めた裁判が始まり、区側は「適正な手続きをとっている」などとして全面的に争う姿勢を見せました。

東京・明治神宮外苑の再開発計画では新宿区がおよそ3000本の樹木の伐採を許可していて、区内の住民や大学の教授など5人は「民主的なプロセスを経ずに許可を出していて違法な手続きだ」などとして許可の取り消しを求める訴えを起こしています。
この裁判が6日東京地方裁判所で始まり、区側は訴えを退けるよう求める書面を提出し、全面的に争う姿勢を見せました。
原告側によりますと、区側は「適正な手続きを取ったうえで許可をした。原告は景観が損なわれると訴えているが、法律で保護されるものではない」などと主張しているということです。
明治神宮外苑の再開発をめぐっては、周辺の住民などおよそ160人が計画自体の認可の取り消しを求めて都を訴えた裁判も、東京地方裁判所で続いています。