東京 奥多摩町 無人駅の近くにホテルやレストランなど開業へ

東京の奥多摩ににぎわいを生み出そうと、無人となっている駅の近くにホテルが開業することが決まり、来年3月には先行して築100年以上の古民家を活用したレストランなどがオープンすることが発表されました。

人口減少が進む奥多摩町ではJR東日本と地方創生を行うベンチャー企業が出資する会社が人を呼び込む拠点作りのプロジェクトを進めています。
これについて6日記者会見が行われ、無人駅のJR鳩ノ巣駅近くに宿泊施設と築100年以上の古民家を改装したレストラン、それにサウナがあるホテルをオープンさせると発表しました。
レストランとサウナは宿泊施設に先立つ形で来年3月に開業し、このうちレストランは林業の道具を配置するなどして奥多摩の歴史が感じられるような内装を検討しているということです。
また、地元の住民に観光ガイドや施設の従業員として働いてもらうことで雇用の創出や地域ならではの魅力発信につなげたいとしています。
こうしたホテルを今後増やしていきたいとしていて事業を行う「沿線まるごと株式会社」の嶋田俊平社長は「奥多摩の観光は日帰りが多く地域への経済効果が限定的だ。今回の事業を成功させて滞在型観光の先進的なモデルをつくりたい」としています。