都のアニメ発信拠点「アニメ東京ステーション」オープン 池袋

東京・池袋に、日本のアニメの発信拠点を目指す「アニメ東京ステーション」が31日オープンしました。

「アニメ東京ステーション」は都が海外から東京に多くの観光客を呼び込もうと、JR池袋駅近くのビルを借りて日本動画協会とともにアニメに関する展示などを行う施設です。
午前11時のオープン前からおよそ20人が列をつくっていて、オープンにあわせてドアが開くと、次々と中へ入っていきました。
施設では、人気アニメのセル画や台本などおよそ5万点が保管・展示されているほか、定期的に人気アニメの企画展が開かれる会場では、『NARUTO−ナルト−』の名シーンが紹介されています。
訪れた人は写真を撮るなどして思い思いに楽しんでいました。
20代のフランス人のアニメファンは「オープン初日と聞いて来た。日本のアニメはすばらしく、日本を好きになるきっかけになった」と話していました。
東京都産業労働局観光部の佐藤拓也企画課長は「オープンを迎えることができ大変うれしい。国内や海外のアニメファンにきていただき、アニメの魅力を知ってほしい」と話していました。
営業時間は、午前11時から午後7時までで、月曜日が休館日となっています。

「アニメの街」と言えば東京・秋葉原が定着していますが、池袋もここ数年アニメや漫画に関連する店や施設が相次いでオープンし、「新・アニメの街」として頭角を現しています。
きっかけは10年ほど前にアニメや漫画関連のグッズを販売する「アニメイト」が池袋駅に近い中心部に本店を移転したことで、現在は売り場面積も拡大し、「世界最大規模のアニメショップ」とうたっています。
これ以降、池袋ではハロウィーンにあわせた大規模なコスプレイベントが毎年開かれるなど、民間主導で徐々にアニメなどのポップカルチャーを楽しめる街として広まり、関連の店は少なくとも50店舗ほどに増えました。
こうした流れを受け、地元の豊島区も5年前から「マンガ・アニメ活用担当課長」を新たに配置し、3年前には手塚治虫さんをはじめ、日本を代表する漫画家が若き日を過ごした区内にあるアパート「トキワ荘」を原寸大で復元し、漫画文化を発信する拠点としてよみがえらせました。
また、関連する店を民間と共同でまとめたマップを作成したり、海外に池袋をPRするアニメ動画を制作したりしています。
今回、「アニメ東京ステーション」が池袋に開設されることになったのもこうした経緯からです。
池袋を訪れていた10代の女性は「秋葉原は男性が多いイメージですが、池袋は若い女性が多く親しみやすいです。アニメ関連の店も豊富で『池袋と言えばアニメの街』というイメージなので、どんどんその魅力を高めてほしいです」と話していました。
豊島区の熊谷崇之マンガ・アニメ活用担当課長は「今後もアニメや漫画に関するイベントが多く予定されているので、池袋の特色を生かして街を活性化させていきたい」と話しています。