成田空港従業員が7000人減少 人材確保が課題に 千葉

成田空港内の事業所で働く人の数は、ことし2月に行われた調査の結果、新型コロナの影響で6年前からおよそ7000人減少していて、航空需要が回復し、今後、空港の拡張も控える中、人材の確保が課題となっています。

成田空港会社がことし2月に行った調査の結果空港内にある飲食店や土産物店などの事業者の数は619で、前回、6年前の調査と比べて54減りました。
従業員の数は3万6315人とおよそ7000人、率にして16%減少し、空港会社は新型コロナで航空需要が大幅に減少し、事業者が減ったり、従業員の離職などが相次いだりしたことが原因だとしています。
一方、世界的に水際対策の緩和が進み航空需要が回復しているうえ、6年後には3本目となる新たな滑走路が完成し利用者は今後、大幅に増える見込みです。
これに伴って従業員は現在の2倍ほどのおよそ7万人必要になると試算されていて人材の確保が課題になっていることから空港会社では地元での説明会を増やすなどして対応を急ぐことにしています。