横浜市 市内の認可保育所に行政指導“不適切な保育あった”

去年からことしにかけて横浜市内の認可保育所で乳児に哺乳瓶を抱えさせて1人でミルクを飲ませるなどの不適切な保育があったとして市は今月、保育所に対し改善などを求める行政指導を行いました。

横浜市によりますと、去年からことしにかけて市内にある認可保育所で、保育士が0歳の子どもに哺乳瓶を抱えるように持たせて介助もせずに1人でミルクを飲ませたほか、子どもを暗いトイレに閉じ込めたり、「ぐず」「ばか」「泣き虫」といった暴言を吐いたりするなど、あわせて5件の不適切な保育があったということです。
横浜市はことし7月、情報提供を受けて調査を進めた結果、こうした不適切な保育が確認されたとして今月12日、保育所に対し改善などを求める行政指導を行いました。
市によりますと、この保育所は2歳までの子どもを預かる認可保育所で、市の聞き取りに対し「3歳から新しい保育所に移るため、生活習慣をきちんと身につけさせたいという思いだった」と話しているということです。
市は保育所に対し、今月26日までに改善報告書を提出するよう求めていて、それをもとに再発防止の取り組みを進めていくことにしています。