東京 多摩地域 クマの目撃情報が相次ぐ 都が注意呼びかけ

東京 多摩地域 クマの目撃情報が相次ぐ 都が注意呼びかけ

各地でクマによる被害が相次ぐなか、東京都では、多摩地域で目撃情報が相次いでおり、都は注意を呼びかけています。

環境省によりますと、クマによる被害に遭った人は、ことし4月から先月までに全国で109人と過去最悪のペースで発生しています。
東京都によりますと、都内では今年度これまでに被害の報告はありませんが、多摩地域でクマとみられる動物の目撃やふんの発見のほか、捕獲されたといった情報が相次いで寄せられており、今月20日までにあわせて111件にのぼっています。
住宅地での目撃はなく、多くが登山道や林道で、今月18日に町田市では、山の中にあるハイキングコース近くの沢でクマの出没が目撃されたということです。
都内では去年、奥多摩町の山中で猟友会の男性がクマに襲われてけがをするなどしており、都の担当者は「目撃などの件数は昨年度の同じ時期より減っているが、情報があった場所に行く際は、鈴を付けて鳴らすなど、被害に遭わないための対策をとってほしい」と注意を呼びかけています。