さいたま市の小学生や教員 150人余が食中毒か

今月中旬、さいたま市の2つの小学校が、自然体験をする行事で福島県のホテルに宿泊したあと、これまでに児童や教員、合わせて150人余りが体調不良を訴え、さいたま市の保健所は集団食中毒の可能性もあるとみて詳しい原因を調べています。

さいたま市によりますと、今月中旬、緑区と北区の小学校に通う5年生と教員が登山などを行う自然体験の行事で福島県南会津町のホテルにそれぞれ2泊しました。
その後、おう吐や下痢などの体調不良を訴える児童や教員が相次いだということです。
これまでに入院している児童などはいないものの、さいたま市によりますと体調不良を訴えたのは23日正午の時点で2つの小学校で合わせて155人に上っています。
このため2つの小学校は最大で25日まで学年閉鎖の対応をとることになりました。
行事の間、宿泊したホテルで作られた食事が主に提供されていたということで、さいたま市の保健所は福島県に情報提供するとともに集団食中毒の可能性もあるとみて詳しい原因を調べています。