東京 小笠原諸島 母島に記録的短時間大雨情報

前線の影響で、東京・小笠原諸島では大気の状態が非常に不安定になっていて、母島では正午までの1時間に125ミリの猛烈な雨が降りました。
気象庁は災害が発生する危険が迫っているとして「記録的短時間大雨情報」を発表し、安全を確保するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、前線の影響で小笠原諸島では大気の状態が非常に不安定になり、雨雲が発達しています。
母島では正午までの1時間に125ミリの猛烈な雨が降り、気象庁は重大な災害がいつ発生してもおかしくない危険な状況になっているとして「記録的短時間大雨情報」を発表して安全を確保するよう呼びかけています。
これまでに降った雨で小笠原村では土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
気象庁は土砂災害に厳重に警戒するとともに低い土地の浸水や川の増水に警戒するよう呼びかけています。

小笠原村役場によりますと、午後0時15分現在、母島支所の前の道路が冠水するといった状況になっているものの、けが人などの情報は入っていないということです。
村は被害が出ていないか、引き続き情報収集にあたっています。

小笠原村役場によりますと、母島の小中学校は午後から臨時休校にすることを決め、保育園でも同様の対応をとるということです。
また、母島支所に避難所を開設しました。
午後0時半現在、避難している人はいないということです。