NTT西日本子会社顧客情報 千葉市 約5万人分が不正流出か

NTT西日本の子会社でコールセンターシステムの運用保守を担当していた元派遣社員が、およそ900万件の顧客情報を不正に流出させていた問題で、千葉市は、およそ5万人分の個人情報が流出した疑いがあることを明らかにしました。

NTT西日本の子会社は、コールセンターシステムの運用保守を担当していた「NTTビジネスソリューションズ」の元派遣社員が、およそ900万件の顧客情報を不正に流出させていたことが確認されたと発表しました。
これに関連して、千葉市は、2015年9月から2016年2月までの期間に、電話で特定健診などの受診を促す対象となったおよそ5万人分の個人情報が、流出した疑いがあると明らかにしました。
千葉市によりますと、流出した可能性があるのは、住所、氏名、電話番号、年齢などで、今のところ情報が悪用されたケースは確認されていないとしています。
千葉市は今後、事業者の社内調査で流出したとされているデータと、市が所有しているデータとを照合するなどして、流出した個人情報の確認を進めることにしています。