新一万円札の顔 渋沢栄一が愛した獅子舞を奉納 埼玉 深谷

来年発行される新しい一万円札の肖像に描かれる渋沢栄一の出身地、埼玉県深谷市の神社で渋沢が愛したとされる伝統の獅子舞が奉納されました。

「近代日本経済の父」と呼ばれる実業家の渋沢栄一は、地元、深谷市の諏訪神社に伝わる「血洗島獅子舞」を生涯、愛したといわれています。
獅子舞は15日の秋祭りにあわせ、地元の保存会などにより、雨のため急きょ舞台となった拝殿で奉納されました。
拝殿は渋沢の寄進で建てられたとされ、保存会のメンバーとその指導を受けた小学生たちが笛や太鼓にあわせた優雅な舞をそれぞれ披露していました。
獅子舞を奉納した小学5年の男の子は「疲れましたが、楽しかったです。これからも伝統の獅子舞を続けていきたいです」と話していました。
また保存会の40代の男性は「この獅子舞は地域の宝なので大事に守っていきたいです」と話していました。