インフルエンザと寒暖差 都内の病児保育施設予約取りにくく

インフルエンザなどに加え、昼と夜の寒暖差で体調を崩す子どもも増えていることから都内の病児保育施設では、予約が取りにくい状況が続いています。

東京・港区の小児科クリニックが運営する病児保育施設では、インフルエンザなどで連日、定員の6人の2倍近くの申し込みが寄せられ、キャンセル待ちの状態が続いています。
クリニックで先週8日までの1週間に検査をした陽性患者のうち、インフルエンザが56人、アデノウイルスが37人、新型コロナウイルスが3人だったということです。
また、今月に入ってからは昼と夜の寒暖差から体調を崩す子どもも増えているということです。
12日に訪れた中学1年の女子生徒はインフルエンザに感染していることがわかり、薬を処方されていました。
また、高熱が出た4歳の女の子は、「風邪」と診断され、父親は「インフルエンザではなくて安心しました。夫婦で仕事のやりくりをしながら協力して乗り切っていきたいです」と話していました。
「チャイルドケアばんびぃに」の時田章史院長は「子どもの具合が悪くても仕事を休めないという人が非常に多く、病児保育はひっ迫しています。これからは気温も下がって、抵抗力も落ちやすくなるのでインフルエンザワクチンの接種をお勧めします」と話していました。