フードパントリーの課題や対策考えるシンポジウム さいたま

フードパントリーの課題や対策考えるシンポジウム さいたま

生活に困っている人たちに食料品を無料で提供する「フードパントリー」を行う埼玉県内の団体や企業が集まって課題や対策を発表するシンポジウムが開かれました。

埼玉県では生活に困っている子育て世帯を対象に「フードパントリー」を行う76の団体がネットワークを作り、昨年度はのべ3万2000世帯あまりを支援してきました。
さいたま市内で開かれたシンポジウムでは市内で活動する団体の連絡会の代表が、支援を希望する家庭が増える中で食品の保管場所の確保が難しいことや年間を通してどう寄付してもらうかが課題になっていると指摘しました。
ネットワークの理事長をつとめる草場澄江さんは「物価高で困窮世帯にはとても感謝されますが、配る食品がないと活動が成り立ちません。少しでも多くの支援につなげたい」と話していました。