ウクライナ避難民が講演会 現在の状況や家族への思いなど語る

ウクライナから日本に避難してきた人が現在の状況や、家族への思いなどを語る講演会が東京・小平市で行われました。

講演会には市民などおよそ50人が集まり、ことし2月に日本に避難してきたバレリヤ・パシュコさん(24)と、去年11月に避難してきたダリナ・コバレンコさん(19)が現在の状況や、家族への思いなどを語りました。
パシュコさんは「日本は安全で、医療関係の勉強を続けることが出来ていますし、大好きな踊りにも取り組むことが出来ています」と話していました。
また、コバレンコさんは、「日本には1人で来たので、ウクライナに住んでいる家族に会いたいです」と軍事侵攻が長く続く中でつのる家族への思いを語りました。
講演会のあと、西東京市から参加した50代の男性は「平和な日本にいると普通に生活していることが日常化しますが、世界にはそうではない地域もあることに気づかされました」と話していました。
また、市内から参加した80代の女性は、「軍事侵攻は早く終わって欲しいですし、彼女たちが早く国に帰られることを願っています」と話していました。