帰国21年 曽我ひとみさんが地元の佐渡市で署名活動 新潟

帰国21年 曽我ひとみさんが地元の佐渡市で署名活動 新潟

北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさんが、今月15日で帰国から21年になるのを前に地元の新潟県佐渡市で署名活動を行い、母親のミヨシさんを含めすべての拉致被害者の1日も早い帰国の実現を訴えました。

曽我ひとみさんと母親のミヨシさんは、45年前の1978年8月12日、佐渡市で北朝鮮に拉致され、曽我さんは2002年に帰国を果たしましたが91歳となったミヨシさんの行方は今もわかっていません。
曽我さんは、今月15日で帰国から21年になるのを前に8日、佐渡市の施設の駐車場で拉致被害者の1日も早い帰国を求めて署名活動を行い、訪れた人たちが次々に応じていました。
署名活動のあと曽我さんは記者団の取材に応じ、母親のミヨシさんについて、「いつになったら日本は救いの手を差し伸べてくれるのだろうという不安の中で母は生きていると思います」と話しました。
そして拉致被害者や、その家族の高齢化が進んでいるとして、「岸田総理大臣には日朝首脳会談を早く実現してもらい、すべての拉致被害者が1日も早く帰国できることを心から願っています」と話し、政府の対応を求めました。