警察が証拠品として押収の犬猫80匹 所在不明に 神奈川県警

おととし、神奈川県警が動物虐待事件の捜査中に証拠品として押収した犬と猫、あわせて80匹の所在が分からなくなっていることが、警察への取材で分かりました。

警察はおととし9月、動物虐待の疑いがあるとして、動物愛護団体の神奈川県藤沢市内の施設を捜索し、犬と猫あわせて107匹を証拠品として押収しました。
警察の施設では多数の動物を飼育できないため、警察は別の動物愛護団体に、107匹の管理を無償で委託しましたが、去年2月に状況を確認したところ、多くの犬と猫の所在が分からなくなっていたということです。
警察が調べたところ団体が分裂し、複数の関係者が多数の犬と猫を移したとみられるということで、現在も80匹の所在が分からなくなっています。
藤沢北警察署は「想定外のことが起きてしまい驚いています。引き続き行方が分からなくなっている犬と猫の確認を進めます」としています。