歌舞伎町 売春の客待ちを集中取締り 先月35人逮捕 警視庁

東京・歌舞伎町の路上で売春の客待ちが問題になるなか、警視庁が集中取締りを行い、先月1か月間に35人を売春防止法違反の疑いで逮捕しました。
警視庁は、客待ちに声をかけて売春の相手方になる行為も違法になるとして、注意を呼びかけています。

警視庁によりますと、東京・新宿区歌舞伎町の大久保公園の周辺では、売春の客待ちが問題になっていて、近隣の住民などから苦情が多く寄せられているということです。
これを受けて警視庁は集中取締りを行い、先月1か月間に売春の目的で客待ちをしていたとして、35人を逮捕したということです。
35人のうちおよそ7割は20代で、客待ちをしていた目的は、ホストクラブでの飲食代金の返済やメンズ地下アイドルの店で遊ぶ資金など遊興費が全体の4割に上り、多額の借金を抱えていた人もいたということです。
警視庁は料金の回収をめぐるトラブルが多発しているとして、周辺のホストクラブや飲食店に注意を促すチラシを配るなど対策を強化しています。
また、客待ちの女性に声をかけて売春の相手方になる行為も違法になるとして、周辺で警戒にあたるとともに注意を呼びかけています。