都内 新型コロナ 定点把握感染者８.８９人 前週比約５５％

東京都内の新型コロナの感染者数は、１医療機関あたり８.８９人で、前の週のおよそ５５％と大きく減少したものの、専門家は、「祝日に伴い医療機関の診療日数が減り、低めの数値となっている可能性がある」として、基本的な感染対策の継続を呼びかけました。

都は２８日、都内の新型コロナの感染状況について、モニタリング項目を発表しました。
それによりますと、定点把握の対象になっている都内４１９の医療機関のうち、４１５か所から報告があり、今月２４日までの１週間の感染者数は、あわせて３６８８人で、１医療機関あたり８.８９人でした。
これは前の週の１６.０４人のおよそ５５％となり、大きく減少しました。
また、今月２５日時点での入院患者数は１７６９人で、前の週より４８３人減りました。
専門家は「祝日に伴い定点医療機関の診療日数が減り低めの数値となっている可能性があり注意が必要だ。インフルエンザなどの受診者が増加してきており、医療提供体制への負担が長期化している」などと指摘し基本的な感染対策の継続を呼びかけました。