ラグビーW杯 サモア戦を前に ファンは?ラグビー少年は?

ラグビーワールドカップ、フランス大会のサモア戦が日本時間の29日行われるのを前に、都内にある日本代表のオフィシャルストアでは多くのファンが応援グッズを買い求めています。

東京・千代田区の書店、「丸善丸の内本店」には今月5日からラグビー日本代表のオフィシャルストアが設置され、およそ700種類の公式グッズを取り扱っています。
27日の夕方も大勢のファンが店を訪れ、日本代表のレプリカのユニフォームや選手の名前が入ったタオルなどの応援グッズを次々と買い求めていました。
店によりますと、キャプテンの姫野和樹選手やベテランのリーチマイケル選手の関連商品などが特に人気で、入荷してもすぐに売り切れてしまうということです。
会社帰りに訪れたという50代の女性は「本を買いに来たらラグビーコーナーがあり、ワールドカップも見ているので立ち寄りました。前回の大会の結果が良かったので、今回も期待しています」と話していました。
また、1次リーグ最終戦のアルゼンチン戦をフランスまで観戦に行く予定だという50代の女性は「前大会の2019年からラグビーにはまっています。スクラムが格好よく、選手がぶつかりあうときの音がたまりません。サモア戦ではとにかく点をいっぱい取って勝ち点をあげてほしいです」と話していました。
ラグビーのオフィシャルストアを担当する丸善丸の内本店の中嶋靖さんは「ラグビーというと男性のイメージが強かったですが、若い女性や子ども連れなどの購入客もとても多くなっていて国民的スポーツになっていると感じています。予選リーグを突破してもらい、ベスト4以上、できれば優勝を目指してがんばってほしい」と話していました。

ラグビーをしている子どもたちの間でも、大一番のサモア戦に向けて熱が高まっています。
横浜市の横浜国立大学のキャンパスで、NPOが運営しているラグビー教室では、前回2019年に日本で開かれたワールドカップをきっかけに、ラグビーをしたいという子どもが増え、キャンセル待ちも起きています。
27日は小学1年生から中学3年生までおよそ40人が、練習していましたが、憧れの日本代表の勝利に期待を寄せていました。
中学3年生の男子生徒は「苦しい戦いになるかもしれませんが、日本はどんどん強くなっているので、勝てると思います」と話していました。
フランスで日本対イングランドの試合を観戦したという小学6年生の男子児童は「世界の舞台は選手たちの気合いと迫力がすごかったです。スピーディな攻撃でサモアのディフェンスを崩してほしいです」と話していました。
ワイナスラグビーアカデミーの狩野太志コーチは「日本代表には、子どもたちがわくわくするようなプレーを見せて、憧れの存在になってほしい」と話していました。