季節外れの暑さ スケートリンクづくりに苦慮 東京 江戸川区

各地で季節外れの暑さとなるなか、東京・江戸川区のスポーツ施設では、来月に迫ったアイススケートリンクのオープンに向けて、氷をはる作業を進めていますが、思ったように水が凍らず対応に苦慮しています。

「江戸川区スポーツランド」は、夏場はプールとして使用している屋内施設を毎年10月1日からはアイススケートリンクに衣がえして営業していて、都内唯一の公営のスケートリンクとして知られています。
ことしも今月中旬から氷をはる作業が始まり、オープンを前に作業は大詰めを迎えています。
作業はリンクの下に埋められた冷却装置を稼働させて一日あたり10回ほどに分けて少しずつ水をまいて凍らせていき丈夫なリンクに仕上げていきます。
ところが、ことしは暑さの影響で施設内の温度が高いため日中は水が凍りにくく、気温が下がる夜間に水をまく回数を増やすなど作業時間を延長して準備を進めているということです。
28日も日中の気温が高く例年は40分ほどで氷になりますが、1時間たっても水たまりのままになっている場所もありました。
「江戸川区スポーツランド」の新井照生館長は「暑さの影響で夜間の作業が増えるのは初めてです。作業員は大変な思いをしていますが、予定どおり営業したいと思うので楽しみにしてほしいです」と話しています。