西武鉄道 東急電鉄と小田急電鉄の中古車両調達 省エネなど

西武鉄道は、東急電鉄と小田急電鉄から消費電力が少ない中古の車両およそ100両を有償で譲り受けることになり、省エネ化とともに固定費の削減につなげたいとしています。

西武鉄道が有償で譲り受けるのは、東急電鉄の「9000系」車両をおよそ60両、小田急電鉄の「8000形」車両をおよそ40両、合わせておよそ100両です。
いずれの車両も、消費電力が少ないことなどが特徴で、西武鉄道は導入の目的として省エネ化とともに、固定費の削減を挙げています。
車両は来年度以降、小田急からの車両は国分寺線で、東急からの車両は多摩川線や多摩湖線、西武秩父線、狭山線で、それぞれ順次導入する予定です。
大手私鉄がほかの大手の中古車両を調達するのは異例で、西武鉄道は「車両の省エネ化を進めるとともに、東急・小田急との技術連携を深め、よりサステナブルな輸送サービスを提供します」としています。