大雨による浸水被害の千葉 茂原 松村防災担当大臣が視察

今月8日の記録的な大雨で、広い地域が浸水被害にあった千葉県茂原市を松村防災担当大臣が視察し、県との意見交換を行いました。
この中で千葉県の熊谷知事は復旧にかかる費用を国が支援する「激甚災害」に指定するよう要望しました。

松村防災担当大臣は27日午後、記録的な大雨でおよそ2000棟の住宅が水につかる被害に遭った茂原市を訪れ、氾濫した「一宮川」の周辺を視察しました。
千葉県の担当者から、浸水地域の広がりや流域の治水事業の状況などについて説明を受け、浸水が続いた時間や災害廃棄物の仮置き場の状況などについて質問していました。
続いて意見交換が行われ、熊谷知事は「1日も早い復旧と住民の生活再建に向けて国の手厚い支援をお願いしたい」と述べ、復旧にかかる費用を国が支援する「激甚災害」への指定などを求める要望書を手渡しました。
このほか要望では被災した中小企業や農家などへの支援を強化することや、地域の鉄道が早期に復旧できるような経営支援策などを求めています。
松村大臣は「要望はしっかりと持ち帰り、今後も関係機関で連携しながら支援に取り組んでいく。被災された方が1日も早く元の生活に戻れるよう、全力を尽くす」と述べました。