超高層ビルの起工式 “日本一の高さ385メートル”

東京駅の近くで進められている再開発の一環として27日、新たに超高層ビルの起工式が行われました。
高さ385メートルとビルとしては日本一の高さで、2028年3月の完成が予定されています。

ビルは大手不動産会社「三菱地所」などが再開発を進める東京駅の日本橋口近くに建設されます。
27日は、関係者が出席して起工式が行われ、工事の安全を祈願しました。
「トーチタワー」と名付けられたこのビルは、地上62階、地下4階で高さ385メートルとなります。
都内でことし11月に開業する「麻布台ヒルズ」の超高層ビルを抜いて、ビルとしては日本一の高さとなります。
5年後の2028年3月の完成を予定していて、およそ2万人が働けるオフィスフロアのほか、住宅や高級ホテル、それに2000人規模が収容できるホールも設けられます。
ビルの周辺一帯は「トウキョウトーチ」と名付けられ、広場や飲食店なども設けられる予定です。
三菱地所の中島篤社長は「東京都内ではオフィスの供給が増えているが、高さ日本一も売りにすることで、選ばれるビルを目指したい」と話していました。
東京駅周辺では、ことし3月にオフィスや商業施設などが入る地上45階建ての「東京ミッドタウン八重洲」が開業したほか、複数の再開発プロジェクトが計画されています。