千葉県中心に盗み繰り返したか ベトナム国籍の13人検挙

2019年から去年にかけて、千葉県を中心に住宅に侵入して盗みを繰り返したなどとしてベトナム国籍の13人が26日までに検挙されました。
警察は、現金や貴金属が盗まれるなどした被害は合わせておよそ440件で、被害額は6500万円余りに上るとしています。

警察によりますと2019年7月ごろから去年9月までの間に、銚子市や旭市などで相次いでいた現金や貴金属が盗まれる空き巣の被害について捜査を進めたところ、ベトナム国籍のメンバーで作るグループが関わっていることがわかったということです。
3人から5人ずつに分かれてガラスを割るなどして住宅などに侵入し、盗みを繰り返していたとみられ、警察は銚子市などに住む20代から30代のベトナム国籍の13人を盗みや住居侵入などの疑いで逮捕して、グループの実態解明を進めてきました。
その結果、千葉県を中心に茨城県や埼玉県など6つの県で起きた合わせて442件の窃盗や住居侵入などの被害に、このグループが関わった疑いがあることがわかり、警察は26日までに追送検したということです。
被害は合計で現金が1700万円余り、貴金属や腕時計などがおよそ4800万円相当に上るとしています。
調べに対して全員が容疑を認め、「生活費や遊ぶ金がほしかった」などと供述しているということです。