関東大震災から100年 東京 品川区の商店街で防災イベント

東京・品川区の商店街で防災のイベントが開かれ、参加した子どもたちが消火器を使った消火作業を体験するなど防災の大切さを学びました。

この防災イベントを主催したのは品川区の戸越銀座商店街連合会でことしは死者・行方不明者が10万5000人以上にのぼった関東大震災から100年の節目になることから、春や夏にも防災のイベントを開催してきました。
「まちなか防災訓練」と題した24日は、商店街に10のブースが設られ、このうち防災紙芝居のコーナーでは、ふだんから水をタンクにためておくことや蓄電池を備えておくことなど災害への備えを絵を使って説明していました。
また、消火器を実際に使って火の絵が描かれた的を狙う体験コーナーでは、こどもたちが真剣な表情で取り組んでいました。
家族で参加した男性は「繰り返しやって覚えたり、思い出したりすることが大切だと思います。こどもも楽しみながら学ぶことができる機会でした」と話していました。
商店街連合会の亀井哲郎さんは「いつ起こるかわからない災害に備える商店街として今後もこうした防災の訓練やイベントに参加する人を増やしていきたいです」と話していました。