「ペリー来航」から170年で記念イベント 神奈川 横須賀

幕末の「ペリー来航」からことしで170年になるのを記念したイベントが神奈川県横須賀市で開かれ、地元の高校生などが参加した演劇が披露されました。

このイベントは江戸時代末期の1853年、アメリカのペリーが幕府に開国を迫るため黒船を率いて、横須賀市の浦賀沖に来航してからことしで170年になるのを記念して横須賀市が開きました。
メイン会場の横須賀市浦賀にある造船所跡地のステージでは、地元の郷土史研究家が監修した「ペリー来航」をテーマにした演劇が地元の高校生も参加して行われました。
ペリーと交渉にあたった「浦賀奉行所」の役人が現代にタイムスリップし高校生と当時を回想する設定で、突如現れた黒船に驚き混乱する町民の姿や黒船に関する情報を売って商売するものも現れたというエピソードが描かれ、当時の様子を楽しみながら知ることができます。
このほか、黒船に水や食料などの物資を運んだ地元の回船問屋にペリーがお礼として残したとされる「シチュー鍋」が展示され、訪れた人たちは興味深そうに眺めたり写真を撮ったりしていました。
このイベントは、来月9日までの土日と祝日に横須賀市の「浦賀ドック」で開かれます。