群馬の障害者向けグループホーム2施設でも食事材料費過大徴収

全国で障害者向けのグループホームなどを運営している会社が、愛知県の施設で国の基準に反して食事の材料費の実費を超える額を利用者から徴収していた問題で、群馬県内の2つの施設でも、実費を超える額を徴収していたことがわかりました。

群馬県の前橋市と高崎市によりますと、東京・港区に本社を置く「株式会社恵」は2つの市で運営するグループホームで提供する食事の材料費を、国の基準に反し実費を超えて利用者から徴収していました。
この会社が運営する愛知県の施設で、実費を超える額を利用者から徴収していたことから、前橋市と高崎市の施設についても調査したところ会社側が実費を超える徴収の事実を認めたということです。
2つの市は具体的な金額や時期、そして、運営の状況などについて詳しく調べています。
このほかの伊勢崎、太田、渋川の3つの市にある施設については県が管轄していますが、県は行政処分をしていないとして調査の内容や結果を明らかにできないとしています。