川崎市の障害者向けグループホームでも食事の材料費を過大徴収

障害者向けのグループホームなどを運営している会社が愛知県内の施設で食事の材料費を国の基準に反して実費を超える額を利用者から徴収していた疑いが出ている問題で、この会社が運営する川崎市内の施設では去年5月までの1年以上にわたり食事の材料費を過大に徴収していたことがわかりました。
会社は、市の指導を受け全額を返還したということです。

この施設は東京・港区に本社がある、「株式会社恵」が運営する障害者向けのグループホーム、「ふわふわ川崎」です。
川崎市によりますと、この施設は去年5月までの1年4か月間、国の基準で実費の徴収と定められている食事の材料費が1人につき1か月あたり7500円程度だったにも関わらずおよそ2万4000円を利用者から徴収していたということです。
過大に請求した額はあわせて430万円余りにのぼり市はことし1月、利用者に返還するよう指導し、その後、会社は全額を返還したということです。
川崎市は施設の運営状況などについて引き続き調査を進めています。